第663話助けられた、心配

「エミリー、本当に来てくれたんだね」

ソフィアとカイアが声をそろえて叫んだ。

二人の後ろをついてきた少女は、援軍が到着したことを即座に悟った。

まだ少しぼんやりしたまま、彼女は好奇心に目を見開いてエミリーを見上げる。

その瞬間、頭に浮かんだのはただひとつ。

エミリー、強すぎる。しかも、綺麗すぎる――。

「何を突っ立ってるの? まずはバイロンをここから出して。これだけ騒げば、向こうの連中がもっと集まってくる。朗報としては当局に連絡は入れてある。でも人数が多い分、こっちは目立つ。全員をカバーしきれないかもしれない」

法執行部隊は、彼らを助けに来ただけではない。ほかにも被害者は大勢いる...

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